夢の中で

　冷蔵庫に貼り付けたホワイトボードには僕流のナポリタンのレシピが書かれているのだが、それについて知らない人がめちゃめちゃヤバい剣幕で僕を怒鳴りつけている。それはもう罵詈雑言を溜めに溜めたバケツを頭上でひっくり返す様な勢いで、ぴえん超えてぱおん、などと言おうものなら刺されてもおかしくはない状態である。それが延々と続き、27歳独身男性は涙を堪えるので精一杯だった。